02.27.2021
朝から北風が吹き上がっていた白里ビーチ。
いつものこの風向きだどアップダウンがあるのですがこの日の風は比較的安定していたので Duotone 2022モデルの NEO SLSを初おろし。
昨年のNEOも使っていたのですがセッティングをしている時でもSLSは別物なのがわかります。
リーディングエッジの素材も一新されていて軽量かつ強度も高く、パネルのなっているのでカイトの剛性もアップしているということでライディングする前からかなりテンションが上ってしまう。
同じくDuotoneのクリックバー、22mラインをセットしてカイトをランチング。
風を入れるとまず驚くのがその安定性。
風向、風速が安定しないコンディションでしたがカイトを上げてみるとまるで風の悪さを感じない、つよいブローが入っても優しくブローをいなしてくれるし突然風が落ちたとしてもパワーを適度に保ってくれる。
カイトのリスポンスがいいのはカイトの性能もあるけど何よりもラインの剛性がアップしているのも影響しているのだと思う。
最高品質のダイニーマを使用し、断裂強度は12%、伸びも15%アップしているのでそのラインの伸びにくさが明らかにカイトのコントロールをよりダイレクトにハンドリングできてまるでストレスがない。
Duotoneバーに付属されているライン、その名もFlite99。
99いいネーミングですね笑
NEO SLSは完全なるサーフカイト用のカイトなのでいかに波のポケットにいられるか、ダウンザラインができるのかという性能が研ぎ澄まされているカイト。
正直日本のコンディションでダウンザラインできる波もあるわけでもないのでそこまでの性能は必要ないのかもと思っていましたがこのカイトを使ってみて自分の考えが完全に間違っていたことがわかった。
このNEO SLSを使うと自分が波の中でいたいポジションに瞬時につれていってくれ、ポケットで走りすぎることなく風下にドリフトしていってくれるのでまるでレギュラーサーフィンをしているかのような波の気持ちいいポジションでレイルtoレイルを楽しむことが簡単にできてしまう。
サイドショアで波が十分にほれているコンディションだったらチューブライディングもできてしまいそう。
一つ欠点があるとすればラインがV字にわかれるセクションがカイトよりになりすぎてしまいgoproをつけたときに被写体である自分がかなり遠くなってしまうこと。
V字にわける黒のパーツを外してしまえばもっと近くできるのですがそうするとセーフティーが使えなくなってしまうのでgoproを使うときはパーツを外してセーフティーを無視するしかないですね。
サーフカイトの魅力はやはり普通にパドルして波に乗っているだけでは味わえないほどの加速からのリッピング、普通に上げることができないスプレーを飛ばすことができるのが最高です。
ボトムターンからトップターン、瞬時にカイトのパワーとオフを切り替えるアクション。
トップでカイトのパワーをオフにすればボードのテイルだけに集中できるのが嬉しい。
Duotone NEO SLS
カイトは数ヶ月ぶりでしたがカイトの性能もいいのもありなんの抵抗もなくすぐにアジャストすることができました。
アップウィンド性能も高く、以前のサーフカイト用のカイトだとこの日のようなサイドからサイドオフで流れも早いコンディションだと風上をキープするのはハードでしたがカイトの性能かまるでストレスなくポジションをキープできていた。
サーフカイトはどうしても風下風下へと波に乗りながら下ってしまうので、波乗りが終わればまた風上にもどらなくてはいけないのでサーフカイト用のカイトのアップウィンド性能は重要なのでこのSLSなら思う存分リッピングしながら風下へ下れる。
使用していたボードはマウイのシェイパー、キースタブールデザインのカイトボード。
KT Driver5`9
細身のアウトラインでサイズのあるとき、ほれたブレイクで調子良さそうだったのでプロダクションモデルをオーダー、楽しみにしていたボード。
乗ってみると想像どおりのフィーリング、乗り込んでいけばいいスプレーがあげることができそうです。
ハーネスは Ride Engine の2022モデル、Saver。
最上級モデルのEliteもオーダーしてるのですが最初にこのモデルが届いたのでテスト。
使ってみると驚きの使い心地。
RIDE ENGINE “SAVER”
Color : NAVY
¥42,000(税別)
ハーネスはフックタイプからロープタイプへ変更。
これによりサーフカイトでのリッピング時での急激な腰の返しやトウサイドでのライディングでもハーネスのズレがなくストレスから開放されてくれます。
Unity Kite Spreader Fixed Hook V1 8″
¥15,700(税別)
フックを取り外し、ロープタイプへ変更。
Unity Sliding Rope Kit
¥5,200(税別)
コントーロールバーのチキンループもロープハーネス用のループに変更してあります。
Duotoneのバーを購入する場合、ロープハーネス用、通常のフックと自分のライディングスタイルに変更することが可能です。
Duotone NEO 価格表
SIZE | 風速 Knot | 適正ライン | PRICE |
5 | 22-38 | 20-22 | |
6 | 20-36 | 20-22 | ¥189,700 |
7 | 18-34 | 20-22 | ¥200,000 |
8 | 16-32 | 20-22 | ¥210,000 |
9 | 14-30 | 22-24 | ¥220,900 |
10 | 12-28 | 22-24 | ¥231,200 |
11 | 11-25 | 22-24 | ¥241,600 |
12 | 10-22 | 22-24 | ¥25,200 |
バーもこの新しいモデルを手にとってしまうともう昔のバーを怖くて使うことができないくらいの完成度。
チキンループからつながる以前はトリムラインと呼ばれるものもなくなり摩耗につよい素材に変更、ラインの強度もアップしているのでよほどのことがないかぎりは断裂することもないし価格は一昔前のバーに比べれば30%増しくらいですが道具のトラブルから命を守ってくれると考えると金額ではないな….と新しい道具をみると思います。
サーフカイトを純粋に楽しみたいカイトサーファーにはNEO SLSは間違いないチョイスだと思います。
TED SURF ではオーナー使用分として 9 / 7がありますのでカイトをチェックしたい方はなんなりとお尋ねください。
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